住宅ローン借り換えの手順
住宅ローンを借り換えるには、所定の手続きを行う必要があります。
手続きは現在の住宅ローンを組んでいる金融機関と、借り換え先の金融機関で同時に行うことになりますので、借り換え手順をよく把握し、スムーズに手続きしましょう。
ここでは住宅ローン借り換えの手順を紹介します。
ステップ1.借り換え先を選ぶ
まずはじめに、住宅ローンの借り換え先を検討します。
住宅ローンを取り扱っている金融機関では、ほとんどが住宅ローン借り換えに対応していますが、元本に対する全期間固定金利ローンは取り扱っていない場合が大半です。
そのため、現在全期間固定金利で住宅ローンを組んでいる場合、住宅ローンの借り換えによって将来の金利上昇リスクが発生することを忘れてはいけません。
よって、住宅ローンの借り換え先を選ぶ際は、なるべく長期の固定金利に対応しているところを選ぶとよいでしょう。
ステップ2.借り換えの相談
住宅ローンを借り換える際は、必ず借り換え先の金融機関に相談してみましょう。
現在の住宅ローンに関する書類などを持参すると、借り換え先がその情報に基づいて、借り換えた場合の返済シミュレーションを行ってくれます。
わからないことや不安なことがあれば、この時点でどんどん説明し、借り換えた方が本当にお得なのか。どのくらいのリスクがあるのかをきちんと理解した上で申し込みを行いましょう。
ちなみに、住宅ローン借り換えの相談にきちんと対応してくれなかった場合は、後のトラブルを回避するためにもその金融機関での借り換えは避けた方が無難です。
ステップ3.申し込みと審査
住宅ローンの借り換え先を決めたら、借り換え先の金融機関に申し込みを行います。
申し込みには所定の書類に記入するほか、いくつかの必要書類を提出する必要があります。不備がないようきちんと確認してから提出するようにしましょう。
ちなみに、申し込んだら必ず借り換えられるわけではなく、借り換え先の金融機関で審査を受けることになります。
審査が無事通ったら、住宅ローン借り換えの第1段階は終了です。
ステップ4.現在の住宅ローンの返済申し込み
借り換え先の審査に受かったら、次に現在利用中の住宅ローンを一括返済する手続きを行います。
こちらにも所定の書類を提出する必要がありますが、詳しい手続きは借り入れ中の金融機関に相談すると事細かに説明してもらえるので、指示に従って手続きを進めましょう。
ステップ5.契約締結・融資実行
ステップ4まで手続きを済ませたら、後は契約締結を済ませると、借り換え先の金融機関から融資が実行され、抵当権も設定されます。
その後、利用中の住宅ローンの完済手続きを済ませれば、住宅ローン借り換えの手続きは完了です。